5つの魔法は星となって。

2020年2月14日、5年11ヶ月の期間を経て、約6年間応援したMAJIBANCHが活動を休止しました。

 

最初から最後まで活動を見届けることができた『まじばん』は私にとってかけがえのない存在で、私なりに気持ちをまとめるためにブログを書こうと思います。

全て個人的主観による個人話な上に乱文のため軽くさらっと読んでください。

長いです。

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私がまじばんにはじめて会ったのは2014年5月4日、まじばんにとってはじめてのステージである肉フェスでした。

見に行ったきっかけはもともと踊ってみたが大好きで毎日カテランを見てるような人間だった事もあり、投稿2曲めの好き雪が衣装含めとても好みだったという事と、元々好きだったあの『友達いないで有名なのらくらちゃん』がまさかのアイドルグループに属したという事でした。

 

魔法少女コンセプトが私に激しく突き刺さり、元々好きだったのらくらちゃんに含めみほみさんも大好きになり、ファンイラストを在宅ながら描いていたりしました。

そして、私が関西から上京した大きな原因にもなった

Magical Ban☆Bang 1st mini album

『魔法が使えたら、どうする?』

のジャケットデザインを制作させてもらえることになりました。

 

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当時の私は美術大卒とはいえど、デザインに関してはど素人。

一度デザイン系で就職したものの挫折しデザイナーいう夢を諦めていた頃に声をかけていただいたので、本当に嬉しかった。

私で良いのかと思いながらなんとか形にし、本当に販売されました。

(今となっては至らないところがありすぎるデザインですごくはずかしい)

 

後に現役アイドルのCDデザインを手がけたという事がきっかけで一度諦めたデザイナーとして拾ってくれる会社に出会うことができ、デザイナーとしてきちんとスタートするため上京するきっかけとなりました。

まじばんに出会っていなかったら私はもう二度とデザイナーにはなっていなかったと思うし今も東京にはいなかった。

 

そんな中、私の神推しだったみほみさんが卒業しました。

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これからもっとみほみさんに会いに行こうと思った最中の出来事でかなりショックを受けましたがみほみさんの

「これからもまじばんをよろしくね」

の一言でずっと応援しようと心にきめたことを強く覚えています。

 

みほみさんの卒業後はもいちゃんとおららを推しはじめて、そこから1年ほど経って転職することになった時、元々東京で働いてみたいという気持ちもあった所に、

もいちゃんに

「東京こなかったら神戸の家に雷落とす⚡️」

って脅されて恐怖のあまり2016年2月上京することになりました。

…それは冗談として、

まじばんをもっと近くで応援したいという気持ちともう1つは東京で自分のデザイナーという夢の可能性にかけたいという気持ちが理由でした。

 

東京生活は楽なものではなく、突然仕事も住む場所もなくなる、といったとんでもない事もありましたが、そこから数年間、苦しい時も楽しい時も私を支えてくれたのはまじばんとまじばんのオタク達でした。

どれだけしんどくてもまじばんのライブにいってステージをみて、踊って騒いでmix打ってオタ芸打って本当に楽しい日々でした。

まじばんを通していろんなアイドル現場をみることで現場を楽しむという事を覚えたんだなぁと思います。

時にはもいちゃんに泣きながら話した事もあったしおららに仕事のガチ相談をした事もありました。

アイドルとオタクという決して対等の関係ではないけれど、彼女達はいつでも一人の人間として話をしてくれて本当に心強かった…

私はきっとまじばんがいなかったら東京で一人で生きていくことすらできていなかったと思う。。

 

そんな中、ひかりちゃんを新メンバーに加えて活動をしていたまじばんは初の東名阪ツアーでラストスタートを切りました。

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有志のオタクが先導をきってできた、東名阪バスツアー。

新規もおまいつも一緒にバスに乗って本当に楽しかった。「ラストスタート」なんて名前はついてるけど、こんなに楽しくて団結力があってステージも最高なまじばんに終わりがくるなんてこの時はまったく想像できなかった。

 

4人に戻った後はまじばんとしての強さと団結力がさらに上がった気がして、ついに事務所にも所属し初の全国流通CD発売にMVで、ああもうあとはメジャーにいって売れるだけだな!なんて自信満々に思っていたのを覚えています。

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しかし、そこから少しして私はまじばんから一歩引く選択をしました。事務所の方針、コンセプト…「私が知っているまじばんとの違和感」。

そのまま応援することに疑問を覚えてしまっていました…

活動最後の1年を私はほぼ知りません。

数ヶ月に1.2回と所々大事なところはいったけど、いつでもコンスタントに彼女達をみて背中を見続けていたわけではありません。

終わりは決まっていると発表された時からそれは理解していたし、わたしは「いかない」選択を覚悟をもってした1年でした。

だからきっとずっと応援していたなんていうとどうなの と思う方もいらっしゃると思います。

それは事実なので…。

 

2019年12月23日、それでもワンマンだけはと足を運んだライブでついに「活動休止」が発表されました。

 

わかっていた事だったし、あとは見守るだけだと思っていても最後の2ヶ月間日に日に寂しさが募る毎日でした。

「好きだったのに」「行きたかったのに」

そんな無責任なことはもちろん言わないけど「なくなってしまう」「二度と戻ってこない」迫る最後の日までやはりどうやっても寂しさに襲われる毎日でした。

ここまでがむしゃらに6年間走ってきた彼女達が「終える」という覚悟を決めたこと。踊り手時代から始めると本当に10年くらいの活動。

 

なんでこうなってしまったんだろう、なんて事も思ったりもしましたが、ただ頭に浮かぶのは感謝でした。

勝手だと思います。あの時私を助けてくれたのはまじばんで、でも、私はきっと彼女達のために何もできなかった。勝手に選択して、ただ幸せをもらい続けた6年間でした。

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「魔法が使えたらどうする?」のCD円盤面のデザインは星をバラバラに不均等に配置しました。

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CDの裏側は均一の星に。
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これは、音楽を奏で始めた5人が(CDを買う)

音を発信すると(CDを取って聴くと)

いつかきっと、最初は個性も主張もばらばらの星がそれぞれが一番星として輝く未来を祈っている。

 

そんな意味を込めてデザインしました。

 

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ラストライブのイメージビジュアルは星5つ。(めちゃくちゃ驚いた)

 

ラストライブを終えて、思ったことは6年経った今、メンバーは変わって、衣装も変わって、メンバーによってはお前誰だ?というくらいイケメンになった子もいてコンセプトも変わって、でも、芯となるメンバーの輝きは変わらず私が祈りをこめたとおりに5人それぞれが輝く唯一無二の一番星のアイドルになったんだなと感じました。とても嬉しかったし感動しました。

まじばんのライブは最後まで最高に楽しくて、激しくて、フロアの一体感があって、何よりメンバーがいつもどおりキラキラしていた。悲しいなんかよりとにかくたのしかった。最後の1曲だけは涙腺が崩壊してしまったけど、悲しいなんかよりただただ楽しいラストライブでした。

 

最後に

 

まじばん本当にありがとう。

まじばんがあったから「まつけ」が存在しました。

これからも5人と3人の未来を応援し続けていますし応援しています。(たまには顔出すよ)

まじばんは私の永遠。

5つの魔法は5つの星となってこの先も輝き続けますように。

 

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読んでくださった方ありがとうございました。

 

 

まつけ